多くのツアーにアンテロープキャニオン観光がスケジュールに組み込まれています。「アッパー、ロアー、エックスのいずれか1か所、または2か所」をご案内させて頂いております。※申し訳ございませんが、ご指定はできません。
アンテロープキャニオンの3つのトレイル、アッパー、ロアー、エックスのそれぞれの特徴や魅力をご紹介させて頂きます。
【こんなこと書いています】
アンテロープキャニオンとは?
はじまりは、1931年先住民族・ナバホ族の羊飼い少女が巨大な大地の割れ目を発見しました。それが現在ロアーアンテロープキャニオンと呼ばれている場所です。
長い長い年月をかけて、コロラド川の水の力により大地が徐々に削られ、アンテロープキャニオンを創り出しました。
キャニオン内の岩肌は、とても美しい流曲線(写真)が描かれています。
美しさが倍増するのは、太陽光線が差し込まれた時、真っ赤な岩質が鮮やかなピンク色、むらさき色、青色に輝くのです。息を呑むほどに美しい情景が広がります。見る場所、時間、太陽の差込具合などにより、色はどんどん変化します。
アンテロープキャニオンはどこにあるの?
今や世界中から注目を浴びている公園「アンテロープキャニオン」は、アリゾナ州ペイジに隣接しているナバホ族居留地内(とは)にあります。ナバホ族が管理維持している公園です。
アンテロープキャニオンが世界的に有名になったのは、この10年ほどの事で、そのずっと以前からペイジの街は、パウエル湖やコロラド川でボートを楽しむ人々の人気観光としてアメリカでは有名な場所でした。「レイクパウエル(写真)」、「グレンキャニオンダム(写真)」
アンテロープキャニオンの人気と共に、「ホースシューベンド(写真)」も欠かせない観光ポイントとなりました。コロラド川の浸食によりまるで馬の蹄鉄の形のように大地を削り出しました。世界に類を見ない感動の大絶景です。
※アンテロープキャニオン観光ツアーではホースシューベンド、レイクパウエル(展望台から眺める)、グレンキャニオンダム(上から眺める)合わせて観光致します。(グランドサークル3泊4日ツアーを除く)
解説!アンテロープキャニオン3か所のトレイル
3つのトレイル。その違いを紐解いてご紹介させて頂きます。
ロアー、アッパー、エックスの位置関係
地図を拡大してご覧いただけますでしょうか。ロアー、アッパー、エックスの順にトレイルが並んでいます。
その違いは、ロアーが地下に延びる渓谷。アッパーとエックスは地上に延びる渓谷です。
数年前まではロアーとアッパーの2か所のトレイルしか一般公開されておりませんでしたが、近年アンテロープキャニオンが爆発的に伴い、最新トレイル「エックス」に観光客が入れるようになりました。
ロアー、アッパー、エックスのトレイル散策ツアー
3か所いずれも人気の高く、予約の取りづらいトレイル散策ツアー。ネット上ではロアーとアッパーの情報は多いけれど、まだまだエックスの情報は少ないです。ここでは、甲乙つけがたいそれぞれの魅力をご紹介します。
3か所のキャニオン 共通点
- ナバホ族ガイドが案内
※アンテロープキャニオンを管理するナバホ族の規定により、ナバホ族のガイドの同行を義務付けています。 - 観光時間は、いずれも約1時間~1時間30分となります。
- キャニオン内の美しい流曲線の岩肌は同じ模様
- 雨天時は即刻閉鎖
※アンテロープキャニオンは鉄砲水により創り出された神秘的な渓谷です。その反面、渓谷内は逃げ場がない為事故に繋がります。少しでも雨の予報が出ると、即刻閉鎖されます。 - 持って入れるものは、カメラと貴重品だけ
※近年、キャニオン内の損傷が深刻化しているため、持ち込み荷物の制限が厳しくなっています。
3か所のキャニオン 異なる点=それぞれの魅力
各キャニオンを写真付きでご説明致します。
ロアーアンテロープキャニオンのみどころ
- チェックインカウンターから、トレイル入口まで徒歩で約2分
- 大地の裂け目・地下へと階段で降りていきます
- キャニオン内は全長約400mあり、一方通行。入口と出口は異なります。
- 人ひとりが通るのがやっとの狭い場所が多く、子供のころの冒険心をくすぐられる
- 時間帯に関係なく、キャニオン内に太陽光線が入り素敵な写真が撮りやすい
エックスアンテロープキャニオンのみどころ
- 最新トレイル。数年前から新しく一般公開されました。
- チェックインカウンターから入口まではナバホ族のドライバーが運転するジープに乗りこみ、サラサラの砂で敷き詰められた大地を約30分移動します
- 全長約100mの”2つのキャニオンを観光”。2つ目のキャニオンまでは徒歩で約200m歩く。
- ロアーの特徴(人ひとりが通るのがやっとの狭い場所)と、アッパーの特徴(広い空間)の両方の特徴を持ち合わせています。
- 時間帯に関係なく、キャニオン内に太陽光線が入り素敵な写真が撮りやすい
アッパーアンテロープキャニオンのみどころ
- チェックインカウンターから入口まではナバホ族のドライバーが運転するジープに乗りこみ、サラサラの砂で敷き詰められた大地を約30分移動します
- 全長は約150m。谷間の高さは約20m。突き当りまで行き、折り返して戻ります。入口と出口は同じです。
- キャニオン内のほとんどが広い空間。
- ”ビーム”というイベントがあります。※太陽光線がキャニオン内に降り注いでいる時に、砂を手でつかみ上空に向かって振りまくと、キラキラしてとても美しい写真が撮れると言われています。
- 時間帯に左右されやすい。曇りの日や太陽が傾くと、キャニオン内に光が差し込まなくなります。